桶川市のご案内

• 埼玉県の中東部に位置する桶川市は、荒川をはじめ多くの川が流れ、水資源と緑に恵まれた街です。豊かな自然資源を活かして農業が営まれ、かつては全国有数の紅花の収穫地としても有名でした。
• 桶川市の歴史は古く、縄文時代から人が定住していたことが知られています。古墳群も多く発見されており、古代から集落があったとされています。鎌倉時代には「オケガワ」の地名が使用され、現在の市の骨格が形成されました。
• 江戸時代に入ると、中山道の整備によって桶川宿が設置されました。桶川宿を中心に街道筋はにぎわいを見せ、宿場町として発展していきます。幕末には14代将軍家茂に嫁ぐ皇女和宮が、桶川宿で宿泊されたことでも有名になりました。
• また、江戸時代から始まったベニバナ栽培は、国内有数の生産地にまで成長し、京や江戸に出荷されていました。ベニバナは、染料や薬用として用いられ、経済的にも重要な作物でした。桶川市では、江戸時代後期にはベニバナ栽培が盛んになり、最盛期には全国有数の生産地となりました。ベニバナの栽培は、桶川市の経済発展に大きく貢献しました。
• 明治時代になると高崎線桶川駅が開業したことで、人と物の流動が活性化しました。この頃にはいくつかの村が合併して集落の規模を拡大し、1889年（明治22年）には桶川町などが成立しました。
• 時代が昭和に移ってからも近隣の町村と合併を繰り返し、1970年（昭和45年）の市制施行により、桶川市が誕生しました。
• 桶川市は、豊かな自然資源を活かした農業や、ベニバナ栽培などの産業が発展した街です。また、江戸時代から続く宿場町の風情を残す街並みも魅力的です。

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