行田市のご案内

• 行田市は、埼玉県の北部に位置し、利根川を挟んで群馬県と隣接する市です。県の名称にもなった埼玉古墳群をはじめ、城下町の面影を残す町並みなど、多くの歴史的遺産に恵まれ、観光地としてのにぎわいも見せています。
• 古墳群は、前方後円墳など珍しい古墳が多く、古代史の謎を解く貴重な資料も数多く出土しています。利根川水系、荒川水系の支流や灌漑用水が市域全体に網の目状に走り、北部では農業用地が多く、のどかな田園地帯が広がっています。市の中央部は秩父鉄道が南北に横断し、沿線には住宅地が集まっています。市街地は秩父鉄道行田市駅を中心に形成されており、公共施設や商業施設が密集しています。西端にはJR高崎線が走っていますが、市域にあるのはJR行田駅だけです。道路は国道17号線と熊谷バイパス、国道125号線と行田バイパスの主要幹線が走り、重要な流通経路として県内各地と北関東地方を結んでいます。
• 古墳時代の5〜7世紀には、地域の豪族がこの地を支配していたことが窺えます。奈良時代に編纂された万葉集の中には「さいたま」とこの地を詠んだ歌があり、当時の歌人にとっても名所だったようです。鎌倉時代には武士が台頭し、南北朝時代には成田氏がこの地を支配するため忍城を築城しました。戦国時代には上杉氏の配下から離反して北条氏についた成田氏ですが、石田三成によって降伏を余儀なくされ、以降は徳川家が支配するようになります。江戸時代には忍藩の統制下に置かれました。この頃に足袋づくりが盛んになり、明治を迎えると機械化によって生産量が増加しました。足袋の倉庫となる蔵が多く建てられ、その姿は今でも見ることができます。
• 行田市は、江戸時代の城下町として栄えた地域です。また、足袋の産地としても発展しました。市内には「足袋とくらしの博物館」や「足袋蔵まちづくりミュージアム」など、足袋にまつわるスポットが多く見られます。また、それらの施設のすぐ近くには「忍城跡」が立地しています。室町時代後半に築城された忍城は、「関東七名城」のひとつに数えられており、市のシンボルとも言える存在です。戦国時代、石田三成による水攻めを受けた際、陥落しなかったことから「忍の浮き城」とも称えられています。忍城本丸跡には、「行田市郷土博物館」が建てられており、そこでは行田市にまつわる資料を多数展示しています。人気の観光スポットとして多くの観光客が訪れます。
• 行田市の南東部にある「満願寺」は、桜の名所として知られるお寺です。境内にあるシダレザクラは3月下旬に満開を迎え、推定樹齢は約600年といわれています。また、市内東部にある「古代蓮の里」は、行田市の天然記念物に指定されている「行田蓮」が鑑賞できる公園です。古代の姿を今に残す行田蓮は、1,400年から3,000年もの間、形が変わっていないといわれています。園内では、40種類ほどの蓮が育てられており、種類が豊富です。また、子供が楽しめるローラー滑り台、高さ50mの展望室を備えるタワーなど、見どころ満載です。

• ぜひ、上記のような素敵な地域の特徴、特色、歴史を活かしてオリジナルデザインのTシャツをご検討ください。